Rescale, Inc.、ANSYSのソフトウェア製品とElastic LicensingをRescaleプラットフォームに導入
RescaleとANSYSは戦略的パートナーシップを締結し、Rescaleのスケーラブルでターンキー型のクラウドベースプラットフォーム上でのANSYSのエンジニアリングシミュレーションソフトウェアの提供範囲を拡大し、ANSYSの新しいクラウドコンピューティング向けのANSYS Elastic Licensingを利用可能にすることを発表いたしました。ANSYSのユーザーは従来の年間ライセンスおよび永久ライセンスに加え、Elastic LicensingをRescaleプラットフォームで利用できるようになります。
ANSYSは、構造力学、数値流体力学(CFD)、電磁気学、陽解法、およびこれらの物理学の組み合わせを含む物理学の全範囲にわたるシミュレーション主導のソフトウェアツール群を提供しています。Rescaleの強力なターンキーシミュレーションプラットフォームでは、これらのうち8つのソフトウェア(CFX、CHEMKIN-PRO、Fluent、HFSS、Maxwell、Mechanicalなど)が事前設定され、最適化も行われています。ANSYSのユーザーは、ブラウザーを使用してRescaleプラットフォームにアクセスすることで、25以上の地域にある60以上のデータセンターで構成されるRescaleのグローバルマルチクラウドHPCネットワーク上で、高度なエンジニアリングシミュレーションを簡単に実行することができます。エンジニアは、シミュレーションを数千のCPUコアへスケールアウトできるだけでなく、安価なHPC構成から最先端のベアメタルシステム、低レイテンシのInfiniBandインターコネクト、最新のIntelおよびNVIDIAチップセットまで、ANSYSスイートの多様なニーズ向けに最適化されたハードウェア構成を選択できます。
従量課金型のハードウェアとANSYS Elastic Licensingは、エンジニアリング企業が直面するシミュレーション負荷の変動に対して、ダイナミックなHPCリソースを対応できるようにし、製品の設計サイクルを短縮し、ITの機敏性を向上させます。 「お客様は、当社のターンキーソリューションと従量課金型ハードウェアが提供する柔軟性を好んでおり、ANSYSソフトウェアユーザーにその柔軟性を広げることができて嬉しく思います。」と、Rescaleの共同設立者兼最高経営責任者(CEO)のJoris Poortは述べます。「アジャイル・リソースは、相互に関係するお客様がコンピューティングとシミュレーションを活用して、幅広い業界で新しいイノベーションをより早く推進できるよう支援するものです。さらに、企業は、Rescaleプラットフォームに組み込まれた管理およびコラボレーションツールを活用して、リソースを管理し、設計ポートフォリオ全体の結果を向上させることができます。また、エンタープライズレベルの暗号化、SOC2準拠およびITAR準拠などのクラス最高のセキュリティ機能を提供するプラットフォームを利用することができます。」
ANSYSのエンタープライズソリューション&クラウド担当副社長であるRay Milhem氏は、次のように述べています。「私たちは、包括的なエンジニアリングシミュレーションソフトウェア製品を使用して、お客様に常にさまざまな導入オプションを提供してきました。今では、RescaleとElastic Licensingでソフトウェアを利用できるようにすることで、シミュレーションやハードウェアを弾力的に拡張してプロジェクトのタイミングの要求をより良く満たすオプションを提供しています。それによってエンジニアは、以前よりも多くのパワーと柔軟性を有することができます。
Rescaleについて
Rescaleは、クラウドでのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)とシミュレーション、およびディープラニングにおいて業界をリードするグローバルなサービスプロバイダーです。Rescaleは、グローバル・フォーチュン500をはじめとする多くの企業のエンジニアや科学者に向けて、革新的な新製品の開発と、より速くより低コストに画期的な研究開発を実現するためのサービスを提供しています。Rescaleプラットフォームは、世界で最も強力で広大なハイパフォーマンス・コンピューティング・ネットワーク上で構築されており、従来の柔軟性を欠くIT資源を、フレキシブルな、ハイブリッド、プライベートおよびパブリッククラウドの資源に転換します。
Rescaleの製品やサービスに関する詳細情報については、www.rescale.jpをご覧ください。