ワークスペース

この機能はScaleX® Enterpriseのお客様のみご利用いただけます。アクセスを有効にするには、お客様の組織のソリューションアーキテクトまたはアカウントエグゼクティブにお問い合わせください。

ワークスペースを利用することで、企業全体のポリシーを遵守しながら、組織(オーガナイゼーション)内にチームを作り、プラットフォームポリシーの適用、ハードウェアとソフトウェアのポートフォリオの管理、そしてチームごとに独立した課金と請求を行うことができます。各チームに管理を委譲することで、ユーザーグループ、プロジェクト、リソースを管理しながら、共有ガイドラインに沿ってコラボレーションを行い、シームレスで効率的な業務を支援することができます。

ワークスペースを複数作成することにより、複数のビジネスユニットを持つ組織、多国籍チームを持つ組織、大規模な独立した機能チームを持つ組織などの多様な管理ニーズに対応することができます。

Introduction

ワークスペースの管理

デフォルトでは、Rescaleプラットフォームで作成された全てのオーガナイゼーションには、そのオーガナイゼーション用に1つのワークスペースがあります。このワークスペースはデフォルトワークスペースと呼ばれ、他のワークスペースが作成されていない場合は、全てのメンバーはこのワークスペースに所属します。

ワークスペースの作成、更新、及び削除は、管理ポータルの Administration Portal > Teams > Workspaces の画面よりオーガナイゼーション管理者のみが行うことができます。

ワークスペースの作成

オーガナイゼーション管理者は、ワークスペースのページに移動して、以下のように、New Workspaceボタンをクリックすることで、新しいワークスペースを作成することができます。

New Workspace

新しいワークスペースには、ユニークな名前と、オプションで説明のフィールドが必要です。作成されたワークスペースには、ユニークなワークスペースIDが割り当てられます。

ワークスペースの更新

ワークスペースのページから、対象となるワークスペースに移動します。ワークスペースの名前と説明の両方を変更することができます。ワークスペースの名前は、オーガナイゼーション全体でユニークでなければならないことに注意してください。

Update Workspace

ワークスペースの削除

ワークスペースのページで、削除するワークスペースに移動します。Delete Workspace ボタンをクリックすると、削除を確認する画面が表示されます。

ワークスペースを削除すると、そのワークスペースに関連付けられていたユーザーやデータは復元不可能です。

管理ポータル

ワークスペースを追加作成すると、画面左上のナビゲーションドロップダウンに、管理ポータルのエントリーが追加されます。このエントリーを使用して、オーガナイゼーションの管理ポータルと各ワークスペースの管理ポータルを移動することができます。

また、複数のワークスペースを有するオーガナイゼーションの管理ポータルを閲覧する際は、トップバナーでどの管理ポータル画面を閲覧しているかを確認することができます。

Administration Portal Navigation

オーガナイゼーション管理者の場合、オーガナイゼーション管理ポータルとワークスペース管理ポータルの両方を表示することができます。ワークスペース管理者の場合は、管理者であるワークスペース管理ポータルのみを表示できます。

オーガナイゼーション管理ポータルとワークスペース管理ポータルでは、アクセスできるページや可能な操作は異なります。

Administration Portal Differences

ワークスペースの切り替え

オーガナイゼーションのメンバーが複数のワークスペースに所属している場合、Rescaleプラットフォーム上からどのワークスペースのメンバーとして操作するかを選択することができます。これは、右上のナビゲーションドロップダウンからワークスペースを選択することで可能です。

Switching Workspaces

また、右上のナビゲーションドロップダウンには、各ワークスペースに付与された管理者権限がワークスペースIDとともに表示されます。

ユーザーと管理者

ワークスペースへのユーザーの追加

ワークスペースの新しいユーザーは、ワークスペース管理ポータルの Teams > Members ページから招待することができます。 Membersページに移動した後、このガイドで説明されているように、Eメールアドレスを使用してユーザーを招待できます。

オーガナイゼーションのメンバーは、1つまたは複数のワークスペースのメンバーとなることができます。複数のワークスペースのメンバーである場合、一旦Rescale上にログインすれば、ワークスペースを切り替えることができます。

ユーザーは、ログイン時の最初のワークスペースとなる、デフォルトワークスペースが設定されています。デフォルトワークスペースは、通常、Eメールが招待された際の最初のワークスペースです。複数のワークスペースに所属していて、デフォルトワークスペースを変更したい場合や、ログインに問題がある場合は、support-japan@rescale.com までご連絡ください。

ワークスペースからのユーザーの削除

ワークスペース管理ポータルの Teams > Members > Member > Deactivate Member より、ワークスペースのユーザーを削除することができます。Deactivate Memberをクリックすると、削除を確認するためのメニューがポップアップ表示されます。

メンバーの登録を解除すると、このメンバーのデータは永久に削除されます。

管理の委譲

ユーザーは、オーガナイゼーション全体のオーガナイゼーション管理者 (Organization Admin)、または所属するワークスペースのワークスペース管理者 (Workspaace Admin) のいずれかになることができます。オーガナイゼーション管理者のみ、他のユーザーをオーガナイゼーション管理者またはワークスペース管理者に指定することができます。

オーガナイゼーション管理ポータルの Teams > Members のページでは、オーガナイゼーションの全てメンバーと所属するワークスペースを確認できます。各メンバーのメールアドレスとワークスペースの組み合わせの横にあるチェックボックスを選択すると、オーガナイゼーションまたはワークスペースの管理者として指定できます。

Admins

Users in multiple workspaces can be designated as admins separately for each workspace.

ワークスペース間でのジョブ共有

他のワークスペースのユーザーとのジョブ共有は、同じワークスペースのユーザーとのジョブ共有と類似していますが、ワークスペースの名前を指定する必要があります。

Sharing

デフォルトでは、オーガナイゼーションまたはワークスペースの管理者のみが、ワークスペース間でジョブまたはストレージデバイスを共有できます。ワークスペース間のジョブ共有は、管理者のみでなく全てのユーザーに対して許可することができます。この場合、オーガナイゼーション管理ポータルの Policies > Platform Settings ページ中のSharing Settingsで以下のようにポリシーを有効にします。

Sharing Settings

リージョン設定

ワークスペースを使用することで、地理的に異なる場所(リージョン)にいるチームに、同じ場所にある計算機やストレージのリソースを割り当てることができます。これにより、ファイル転送速度が向上し、可視化ワークロードの遅延を最小化することができます。

ワークスペースのリージョン設定は、Rescaleのグローバルインフラネットワークがカバーするほとんどの場所で設定することができます。ワークスペースのリージョン設定をご希望の場合は、support-japan@rescale.com までお問い合わせください。