ジョブの強制停止
最終更新日2022年6月1日
概要
このページでは、Job Status ページから Force Stop ボタンを使って、ジョブを停止または強制停止する方法を説明します。Force StopボタンはStopボタンをクリックしたときのみ表示されることに注意してください。
ジョブの停止方法
ジョブを停止するには、通常停止と強制停止の2つの方法があります。
ジョブの停止
実行中のジョブを停止したい場合は、Stopボタンをクリックします。
その後、ジョブを停止するかどうかの確認が行われます。
停止を開始すると、すべてのジョブファイルがRescale Cloud Storageに保存されま、結果タブに表示されます。
Stopボタンをクリックすると、バックグラウンドで以下の順序でいくつかのアクションが開始されます。
- アプリケーションがシャットダウンの準備をします。アプリケーションには、ソフトウェア設定ページで選択したソフトウェアや、Bring your Own Softwareを使用した独自のソフトウェアが含まれます。アプリケーションやジョブによっては、シミュレーションを中断したところから再開できるように、リスタートファイルを書き込むものがあります。これらのリスタートファイルは場合によっては大きなファイルになり、書き出しにかなりの時間がかかり、Job Resultsページに戻ってアップロードするのにさらに時間がかかることがあります。また、シャットダウンが完了するまで、ジョブ用にチェックアウトされたライセンスが使用されます。
- アプリケーションがシャットダウンされると、残りのプロセスは終了します。
- ファイルは Rescale に保存され、Results タブにファイルが表示されます。
- ジョブクラスターは終了されます。
上記の各ステップを順番に実行する必要があるため、実行中のジョブを終了させるのにかかる時間が加算されます。このプロセスは、グレースフル・シャットダウンと呼ばれます。
ジョブの強制停止
しかし、場合によっては、上記のすべてのステップを経ずにジョブを終了させたいことがあります。例えば、リスタートファイルの書き出しが必要ない場合です。あるいは、ジョブ投入後にジョブの設定が間違っていることに気づき、実行を継続する必要がない場合や、ジョブに関連するファイルを保持する必要がない場合です。
このような場合は、強制停止ボタンを使用することで、グレースフル・シャットダウンのジョブ終了プロセスの一部をスキップすることができます。
ジョブを強制的に停止させる方法:
- StatusタブのStopボタンをクリックすると、ジョブのシャットダウンが開始されます。
- 確認のポップアップメッセージで、もう一度Stopをクリックします。通常の方法でジョブを終了させたい場合は、次のステップをスキップして、ジョブがシャットダウンされるのを待つことができます。
- いくつかのステップをスキップしてクラスターをシャットダウンしたい場合は、Stopボタンの隣にあるForce Stopをクリックします。
- ポップアップウィンドウで、Save all files and upload to Job Results page またはTerminate the cluster without savingを選択します。Save オプションは全てのファイルを保存して Job Results ページにアップロードし、Terminate オプションは保存せずにクラスタを終了させます。
- 処理が完了すると、Job LogsセクションにStopping job (User terminated)…というメッセージが表示されます。ジョブの停止には数分かかることがありますが、その後、ジョブは完了します。強制停止をした場合、ファイルは保存されないので、Results タブには何も表示されないことに注意してください。