Rescaleと理化学研究所が富岳クラウドプラットフォームに向けた研究プロジェクトの実施について基本合意

<2021年12月14日 現地時間 公開可能記事>

デジタルR&Dのためのインテリジェントコンピューティングを実現するハイブリッドHPCクラウドプラットフォームのリーディングカンパニーであるRescale Inc.(CEO:Joris Poort、本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本法人本社: 東京都千代田区、日本法人代表取締役: Josh (Jong Hyun) Hwang、以下、Rescale)は、理化学研究所(以下、理研)とスーパーコンピュータ「富岳」のクラウド的な利用に向けた研究プロジェクト(研究課題名「Rescale ScaleX on Supercomputer Fugaku」)の実施について基本合意をしたことを発表します。

スーパーコンピュータ「富岳」のさらなる利用拡大・利便性向上を図るため、2021年1月に同プロジェクトは実施を決定し、同プロジェクトにおける技術的連携の実現性を検討して参りました。

「富岳」の計算資源を活用したクラウド的な利用サービス(以下「富岳クラウドプラットフォーム」)により、Rescaleが提供するデジタルR&Dのためのインテリジェントコンピューティングを通じて、「富岳」の圧倒的な計算パワーを、より簡単に、より使いやすい形でご利用いただくことができます。スーパーコンピューティングの運用ノウハウを擁する理研と、クラウドHPCのサービス技術を擁するRescaleが連携することで、「富岳」の新たな利用スタイルの提供を目指します。

スーパーコンピュータ「富岳」クラウド的利用に向けた共同研究プロジェクトについて

「富岳」は、文部科学省が推進する革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の中核システムとして、理研と富士通株式会社が共同で開発を行い、2021年3月に共用を開始したスーパーコンピュータです。

「富岳」では、Society 5.0を見据えた更なる利用分野の拡大による成果創出の最大化を目指しており、そのための利便性の向上を特に重要な課題と位置付けて取り組みを加速しています。その一環として、理研は「富岳クラウドプラットフォーム」の開発および運用を2020年度から試行的に実施し、本格運用に向けその有効性を検証することとなりました。そこで得られた結果は、本格運用に向けた制度の検討に活かされる予定です。https://www.r-ccs.riken.jp/fugaku/fcp/

Rescaleについて
Rescale Japan株式会社は、米国にて2011年に設立されたRescale, Inc.の日本法人で、シミュレーションソフトウェアとHPCソリューションにおいて世界をリードするクラウドプラットフォームサービスプロバイダーです。卓越したシミュレーションソフトウェアと大規模な商用環境で利用可能なHPCインフラにより、ウェブベースのアプリケーションを通じて、セキュアかつシームレスなプラットフォームソリューションを提供しています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構えており、フォーチュングローバル500に名を連ねる航空宇宙産業、自動車、生命科学、船舶、消費者向け製品、およびエネルギー分野における主要企業がサービスを利用しております。

<ホームページ>https://www.rescale.com/jp/

<本件の報道問い合わせ先>

Rescale Japan株式会社 マーケティング 小林加代子info-japan@rescale.com
理化学研究所  広報室報道担当 ex-press@riken.jp