Rescale、エンジニアリング・イノベーションを促進するIntelligent Computing Automationを発表

ハイブリッドおよびマルチクラウド運用の安全でインテリジェントな自動化により、ITおよびHPC組織を強化し、コストを抑制しながらエンジニアリング・イノベーションを加速

エンジニアリング・イノベーションを加速するクラウド向けHPCプラットフォームのリーダーであるRescale, Inc(本社 米国カリフォルニア州 以下 「Rescale」)は、企業が新製品イノベーションを迅速かつ効率的に商業化するために、計算機アーキテクチャー、地域、インフラサービスにわたって計算工学および科学ワークロードを安全に自動化するための主要機能の提供を開始したことを発表します。

企業は、ビジネスの成長を促進するエンジニアリング製品を提供する上で、コンピューティングが重要な役割を担っていることを認識しています。計算工学の台頭により、研究開発のコンピューティングスタックはかつてないほど複雑になっています。複数の分野にまたがるシミュレーションや機械学習のワークロードを、それらに特化したハードウェアアーキテクチャで安全に実行する必要があり、しかもハードウェアリソースやソフトウェアのライセンス容量を確保し、コストをコントロールしなければなりません。新しいクラウドインフラストラクチャーの急増により、パフォーマンスとコスト効率を継続的に改善しながら、さまざまな特殊なコンピューティングアーキテクチャーが提供されるようになっています。Rescaleの新機能により、企業はビジネス目標に基づくリソースの決定を自動化し、ITリスクを最小限に抑え、エンジニアリング効率を向上させることができます。

Gartner®, Inc.は、「クラウドを活用したスーパーコンピューティングの運用モデルによる価値創造の可能性は、従来のHPC運用モデルを上回るだろう」*と述べています。

お客様である ハンコックタイヤ研究開発担当執行副社長兼最高技術責任者Bonhee Ku氏は以下に述べています。
「Rescaleの採用は、ハンコックタイヤの真のデジタル変革に向けた大きな一歩です。ハンコックタイヤはグローバルモビリティ市場のために日々休みなく、永続的に進化するために努力を続けて行きます」。
ハンコックタイヤは、R&D 戦略を進化させDXを加速させるための次のステップに進んでおり、Rescaleを利用することで、ハードウェア、アーキテクチャーや場所の違いを超えたロードバランシングを行い、マルチクラウド運用における独自のエンジニアリングソフトウェアを自動化することができました。ハンコックタイヤは自動最適化により韓国で利用可能な最新の NVIDIA GPUソリューションを優先的に実行するだけでなく、他の新しい NVIDIA アーキテクチャーやグローバルクラウドに研究開発エンジニアのジョブに影響与えることなくIT 部門からのによる手作業などの支援もなくシームレスにシステムを切り替えることができるようになりました。

Rescaleの最高製品責任者であるEdward Tsuは今回の発表を以下に説明しています。
「ハイブリッドクラウド運用に対するRescaleのクラウドコントロールプレーンアプローチにより、従来のアプローチでは不可能であった独自の機能を計算工学に提供することができます。あらゆるインフラストラクチャ上のあらゆるアプリケーションを自動化する当社の能力は、業界をリードする自動化機能の追加によって強化され、お客様は地域、ハードウェアアーキテクチャー、インフラストラクチャーサービスにわたってソフトウェアとハードウェアリソースを最適に管理できるようになり、コストを抑制しながらエンジニアリングイノベーションを安全に実現できるようになります」。

Rescale Intelligent Computing Automationは、ITおよびHPCのリーダーが、コストを管理しながら計算工学ワークロードの最大スループットを確保するための様々な主要機能により、クラウド運用を自動化することを可能にします。

主要機能は以下の通りです。

ソフトウェアライセンスの利用最適化 :
商用ソフトウェアのソフトウェアライセンスが不足している場合でも、エンジニアリングチームが生産性を維持できるよう、ソフトウェアライセンスが利用可能になるまでジョブをキューに入れることで機能します。

グローバル/リージョンリソースの優先順位 :
クラウドプロバイダーの地域ごとの容量と健全性に基づいて、ワークロードが適切なリージョンで実行されるようにします。

マルチアーキテクチャリソースの優先順位:
ユーザーまたは管理者が設定したコンピュート・アーキテクチャーが何らかの理由で利用できない場合、他のアーキテクチャーへ展開し、エンジニアリング作業の継続性を確保できるように、計算ジョブに優先順位を付けます。

マルチサービスレベルプライオリティ :
オンデマンドリザーブ、オンデマンドエコノミー、オンデマンドプライオリティのいずれかに優先順位を付けてワークロードを実行できるため、最小限のコストで最大のエンジニアリング速度を得ることができます。

*Gartner, Inc., Chirag Dekate et al., Rethink Supercomputing for a Digital Era, June 9, 2022; GARTNERは、米国および海外におけるGartner, Inc.およびその関連会社の登録商標およびサービスマークで、本書では許可を受けて使用している。無断転載を禁じます。2022年

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Rescale について
Rescaleは、クラウド向けに構築されたHigh Performance Computing (HPC)ソリューションで、高度なセキュリティと管理機能が評価され、エンジニアから支持を頂いています。超音速ジェット機から個別化医療までの幅広い分野において、インテリジェントなフルスタックの自動化とパフォーマンスの最適化を実現するクラウドプラットフォームであるRescaleを活用して、各業界のトップ企業が新しい製品イノベーションをかつてない速度で効率的に市場に投入しています。IT部門のリーダーは、安全なコントロールプレーンを備えたHPC-as-a-Serviceを実現するためにRescaleを使用し、クラウド上で、最適なアプリケーション、最新のアーキテクチャー、必要な計算資源を手にいれることができます。
Rescale に関しては、以下をご参照ください。
https://www.rescale.com/ja/

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