End-to-End デスクトップによるANSYS Electronicsのジョブ投入
はじめに
End-to-end Desktopsは、Rescale上でシームレスなHPC体験を実現します。End-to-End Desktopsは、クラスタのヘッドノードにデスクトップ可視化機能を搭載したバッチ計算クラスタです。ユーザーが解析ソフトウェアから直接ジョブ設定を操作するためのユーザーインターフェイスを提供します。
End-to-End デスクトップの特徴
- バッチジョブの投入をインタラクティブに操作できるようになります。オンザフライでジョブを監視することができます
- 自動化されたプロセスにより、クラスタ全体にバッチジョブの投入を分散させることが可能
- いつでも解析を一時停止し、ジョブの入力やパラメータを編集して、解析を再開または再実行することができます。
- シミュレーション中や終了直後のジョブ結果を滞りなく確認可能
- バッチジョブからDesktopセッションへ、またはその逆も自動的に同期されます。
- 可視化のための追加料金はかかりません
主な注意事項
- デスクトップセッションは、CentOS Linux
- ファイルはデスクトップセッションのワークディレクトリに同期されます
- クラスタをシャットダウンするには、ユーザーが明示的にジョブを終了させる必要がある
- セッションファイルはワークフォルダに保存し、その後プラットフォーム上の「Results」のジョブファイルにアップロードする必要があります。
ANSYS Electronics チュートリアル
このチュートリアルでは、End-to-End Desktops を使用して ANSYS HFSS ジョブを投入する方法について説明します。このチュートリアルでは、2つのノードクラスタ上でパラメータスイープを行うANSYS Electronicsジョブを設定する方法を説明します。
ワークステーションにジョブを投入するユーザーは、ワークステーション上のリソースに制限されます。ANSYS社では、ジョブをスケールアップして、より大規模なリモートクラスタに投入するオプションが用意されています。しかし、このワークフローは複雑です。End-to-End デスクトップはこのプロセスを自動化するため、大規模なクラスタに簡単にジョブを投入することができます。ANSYSの最適化およびパラメータスイープは複雑ですが、End-to-End Desktopsを使用すれば、Rescaleプラットフォーム上でこのようなジョブをシームレスに実行することができます。
手順は以下の通りです。