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概要

Region Load Balancing は、リソースの可用性とリージョン・ヘルスデータに基づいて、複数のクラウドサービスプロバイダー(CSP)リージョンに分散されたコンピュートとストレージのリソースを管理し、すべてのユーザーが利用可能です。デフォルトのロードバランシングに加えて、お客様は追加のリージョンプリファレンスを指定することができ、容量の制約やCSPデータセンターで進行中の問題による待ち時間や実行の失敗を最小限に抑えることができます。

各CSPリージョンの利用可能な容量と現在のヘルスステータスは、ジョブの待ち時間と成功率に大きな影響を及ぼします。容量が不足している場合、ジョブはリソースが利用可能になるまで長い時間待機する必要があり、実行開始後にハードウェアが失われる可能性さえあります。 

リージョンがハードウェアの劣化やネットワークの過負荷などの運用上の問題を抱えている場合、ジョブの実行性能と成功率も低下します。Region Load Balancing は、十分なキャパシティと低いエラー率を持つCSPリージョンにジョブを送信することで、お客様がこれらの潜在的な問題を回避することを支援します。

Region Load Balancing の使用

デフォルトでは、Rescaleプラットフォームは、コンピュートを分散させることができるリージョンを指定します。さらに、Rescaleプラットフォームは、動的に計算されるCapacity Health Scoreを利用して、コンピュート実行のために選択可能なリージョンをランク付けします。

お客様によっては、特定のリージョンを使用する必要がある場合があります。例えば、特定の地域にライセンスサーバーがある場合や、追加の地域を必要とする大規模なワークロードがある場合などです。このような場合、お客様は独自の地域設定を行うことができます。この設定は、ユーザーレベル、ワークスペースレベル、またはパートナーレベルで設定することができます。Rescaleは、お客様の設定を優先します。

ITAR などの特定のコンプライアンスがある場合、そのお客様は US gov リージョンなどの特定のリージョンを使用する必要があります。この場合、顧客は、Region Load Balancing が非コンプライアンス・リージョンに計算を動的にルーティングしないように、コンプライアンスレベルを設定する必要があります。

Region Load Balancing を有効にする方法

お客様の組織でRegion Load Balancingを設定したい場合は、 .