SU2 例題
SU2は、偏微分方程式(PDE)の数値解法とPDE制約付き最適化を行うためのC++で書かれたオープンソースソフトウェアツール群である。主な用途は計算流体力学と空気力学的形状最適化ですが、電気力学や化学反応流など、より一般的な方程式を扱うために拡張されています。SU2 は、スカラー場の感度や勾配を計算するための連続および離散のアドジョイントをサポートしています。以下で使用するすべての例は、SU2 GitHub Wiki のチュートリアルセクションから入手したものです。
NACA 0012 Angle of Attack Sweep 例題
この例では、RescaleのDOEジョブタイプを使用して、NACA 0012翼の非粘性、遷音速、迎え角のスイープを実行します。DOEケースの設定方法の詳細については、DOEチュートリアルを参照してください。この例では、Parallel Settingsページで、1°刻みで-4°から+15°までの迎角をステップ実行するように設定されています。DOEジョブタイプは、[テンプレート]ページで使用するテンプレート入力ファイルを変更することにより、20種類のケースを作成して実行します。このジョブは、2つのスロットにそれぞれ2つのコアを使用するように設定されているため、合計4つのコアがジョブ中に使用されます。各ケースは、DOEのすべてのケースが完了するまで、利用可能な2コアスロットで実行されます。
このサンプルジョブには、揚力、抗力、モーメントの係数を抽出する後処理スクリプトも含まれています。ジョブ実行中、これらの結果は各ケースが完了するごとに動的に Results ページに入力され、Charts ページにプロットされます。
Simulation Code | Stanford University Unstructured (SU2) |
Analysis Type | CFD DOE |
Description | Inviscid, transonic, angle of attack sweep on NACA 0012 |
Suggested Hardware | Emerald / 2 slots, 2 cores each |
Command |
parallel_computation.py -n $RESCALE_CORES_PER_SLOT -f NACA0012.cfg |
Post-processing Command |
python su2_extract.py forces_breakdown.dat CL CD CMz |
Estimated Run Time | 5 minutes |
Turbulent ONERA M6 例題
3次元形状周りの乱流粘性流のシミュレーション。
Simulation Code | Stanford University Unstructured (SU2) |
Analysis Type | CFD |
Description | A simulation of turbulent flow with SU2 over the classic ONERA M6 wing on Rescale. |
Suggested Hardware | Emerald / 8 cores |
Command |
parallel_computation.py -f turb_ONERAM6.cfg -n $RESCALE_CORES_PER_SLOT |
Estimated Run Time | 22 minutes |