Coretype Sets
はじめに
Coretype Setsは、特定のCoretypeの容量が不足している場合に、セット内のどのCoretypeでもジョブを実行できる柔軟性を示すことで、ワークロードのキュー待ちを回避するのに役立ちます。
セットには、On-Demand Economy(ODE)とOn-Demand Priority(ODP)のCoretypeや、異なる計算プロバイダーのCoretypeを混在させることができます。
下の画像は、Ferrite ODEとEmerald ODEのコアタイプを含むコアタイプセットの例です。

Coretypeの起動順序
ハードウェアの設定画面に表示される、セット内のCoretypeの順番は、ジョブが一緒に起動しようとするCoretypeと優先順位を示しています。
上記のCoretype setsの例では、まずFerrite ODEコアタイプでの起動を試み、失敗した場合はEmerald ODEに移行することになります。
Coretypeの推移
ジョブのハードウェア設定を行う際、スロットあたりのコア数の値は、セット内の最初のCoretypeに適用されます。Coretypeの移行時に、後続のCoretypeのスロットあたりの利用可能なコア数が同じでない場合、プラットフォームはスロットあたりのコア数を新しいCoretypeの最も近い利用可能なコア数(上または下)に一致させようとします。
このため、Coretype setsを使用するジョブは、ジョブセットアップで指定されたコア数で実行されない場合があります。
注:シングルノードで起動したコアタイプセットジョブは、マルチノード構成に移行することはありません。
価格について
Coretype Setsのジョブのコストは、Coretypeとそのジョブが正常に起動したコア数に依存します。ハードウェア選択画面でCoretype Setsの横に表示される価格帯は、そのセット内のすべてのCoretypeとその優先順位のセット最小値とセット最大値です。
Company AdminページでBilling Summaryを表示する際、ジョブが正常に実行されたCoretypeが表示されます。
カスタムCoretype sets
カスタムCoretype setsの設定をご希望の場合は、Rescaleサポートまでご連絡ください。